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「そういやもうすぐ20周年」と調べた20年前(いや19年前)ってどうだったのか。

記念日という記念日に無頓着な私。しかし自分以上に無頓着なつれあい(私の誕生日だって忘れる)により、その点については平和を保っています。

しかし自分の会社となれば子供も同然。日にちははっきりわからないながら、何歳になるかはさすがに覚えてます。

そう、イングスは今年の10月で創立20周年なのです。
1996年に広告代理店を退職してフリーランスとなり、半年ちょっと後の1997年に会社組織へと変更しました。スタッフは当然自分ひとり。当時のメインクライアントの倉庫スペースの一角を空けてもらってパーテーションを設置し、デスクと書棚ひとつでスタートした殺風景なものでした。
しかしこれからどんなことが待っているか、ワクワクしてたのを思い出します。

そんな1997年はどんな年だったっけ?とちょっと気になって調べてみました。約20年前(19年前)の日本はこんなでしたよ、という懐かしネタです。

■いまとシンクロするできごとたち

「消費税率5%に引き上げ(4月)」
橋本内閣によって、3%から5%に引き上げられたんでした。かなりの騒ぎだったと思われますが、全然記憶がない。
消費税の支払義務は年商1000万円以上。そして設立の翌々年からの納付になります。設立の時点では当分消費税を支払う必要がないので、全く記憶に残っていないと思われます。
そのころも次はすぐに8%に増税か?一気に10%か?...と騒がれてました。そこからもう20年たった今年、引き上げが見送られて8%止まり。日本は本当に消費税を上げられない国です。

■テロ事件が相次ぐ

ゾッとしてしまうのがこれらのニュース。
「ペルーの日本大使館公邸を左翼ゲリラが占拠。特殊部隊が犯人ら14人を射殺して人質を解放。特殊部隊隊員3人が死亡(4月)」
「エジプトのルクソールでイスラム過激派による無差別テロ。日本人5人を含む観光客60人が死亡(11月)」

この時代には珍しいテロ事件。まさにいまこの時とシンクロする、日本人を巻きこんだ凶悪テロ事件がこの年に相次いでたのです。

■センセーショナルな事件も多かった

「小6男児の遺体の一部が中学校正門前に放置された酒鬼薔薇聖斗事件で14歳の少年が逮捕(6月)」
「イギリス元皇太子妃ダイアナがパリ市内のトンネルで事故死(8月)」
「山一証券が3兆5000億円の負債を抱え自主廃業を決定(11月)」

たいへんな事件のオンパレード。何だか騒がしい年に立ち上げたものです。
山一証券の社長が「社員は悪くありませんからあああ!」と号泣する姿を見て「ひとりぼっちって気楽だなあ」とぼんやり考えてたような気がします。

それにしてもよくないニュースばかりですが、そんななかで

■ひときわ輝く良いニュースもあった

「日本サッカー 悲願のワールドカップへの出場決める(11月)」
ジョホールバルでの最後の相手のイラン戦、盛り上がってましたね。
前日にイランの主力選手がケガしたとかで車いすに乗ったニュースが流れましたが、ガセネタがバレバレ。翌日元気に登場した姿に「こいつアホか」と思いました。
シュートはずし続けた岡野が最後に決めて、本当にスカッとしました。

■流行語も調べてみた

流行語大賞 :「失楽園」
「いいなあジジイは。こっちはそれどころじゃないよ」と思ったとか思わなかったとか。

トップテンはこちら。
「たまごっち」
「時のアセス」
「ガーデニング」
「日本版ビッグバン」
「透明な存在」
「もののけ姫」
「パパラッチ」
「マイブーム」
「郵政3事業」

小泉さんは2007年郵政民営化の10年前からしつこく主張してたようです。「時のアセス」ってなんだっけ?政治関連らしいが...

■ヒット商品は何だったっけ?

日本経済新聞の「ヒット商品番付」はこうだったみたいです。

products.png

真っ先に、関脇の「モバイル情報機器」って何だ?ポケベルか?と思いましたが、どうやらPalmOSとかHPの200LXとかAppleのNewtonとか、いわゆるPDAのはしりの商品群のようです。PalmOS(ソニーのCRIE)、今でもキャビネットに眠ってます。

さて、西の横綱が「東京三菱銀行の預金」??
まったく記憶にないのですが「金融不安のため、格付けの高い東京三菱に預金が殺到した」とうことらしいです。自分がいかに金と縁がなかったかがうかがえます。

西の大関「たまごっち」は大ヒットして本当に手に入りませんでした。
キャンペーンの企画会議では「いまならたまごっちプレゼントしかない!」「手に入るわけねーじゃん!」という会話がそこここで交わされてて、いま考えるとバカみたいでした。
しかしそのたまごっちがいま海外で再ブームらしいし、西の大関はいま大注目の「ポケモン」でした。20年を経て、また大ヒット間違いなし!というわけで、この年と今年はいろいろシンクロしているようです。

ともあれ最後にようやく良い話題が見つかりました。
20年目の飛躍の励みとしたいと思います。