プロデューサーの岩田です。

私の最初の投稿は、タイトル通り神保町界隈(大きめにとって秋葉原も含む)から実際に体験したマーケティング?いや単なるお買い物報告です。

つい先日まで、私の中では「登山テント泊道具に関する物欲月間キャンペーン」が推進されておりました。しばらく前に始めた山登りの趣味が日帰り登山〜山小屋泊と進行し、さらにテント泊山行へとアップグレード(エスカレートとも言う)がもくろまれ始めたためで、私の脳内では不定期にこのような物欲月間あるいは週間キャンペーンが開催されております。

そこでやれテントだシュラフだマットだと調べて買い集めた結果、最後にそれらを詰め込んで運ぶための中〜大型バックパック選びが残りました。

そんなにデカい荷物をかついで山に登れるのか?という不安から目をそらしつつ、神保町界隈に豊富にある登山用品店で海外ブランドを中心に背負ってみた。しかし機能やデザインの好きなものはいくつかあったものの、肩幅や腰回りなどの設定が大き過ぎる気がして、しっくりこないのです。

最後に残ったのは、以前直営店でかつがせてもらったモンベルの製品。やはり日本人の体型には日本の製品と思わせます。


さて、ここからがお買い物の話。

モンベルはアップルに似た直営店中心のマーケティング戦略を採っていて、モンベルショップ以外の店にあまり出回っていない製品も多いのです。このバックパックもそのひとつで、モンベルショップ以外に店頭で発見できず…。
それではネットショップで買うか…と思いきや、モンベルはこの点でもアップルに似ていて、Amazonを始め楽天やYahooなどの店舗でも定価販売で特にメリットもない。登山用具店では全店秋の割引キャンペーン開催中!でも、モンベル製品は小さく書かれた「対象外のブランドもございます」なわけです。

この時点で、テント泊へ出発予定日の前々日夜。Amazonプライムの当日お急ぎ便しかないか…いや、せっかくならやっぱり明日夜モンベルショップへ行って直接買うか…。と思案しながら、しつこい私は「このザックのレビュー記事でも書いている人はおらんかな?」と製品名で検索。

すると3ページ目(つまり30位以下)でヨドバシドットコムの販売ページを発見。何と、石井スポーツや好日山荘のネットショップにもなかったのに、ヨドバシでこの登山用ザックを販売していたのです。


そして


世の皆さんと同じく軽度のポイント病患者である私は「おっ、モンベルは渋いから3%か。けどポイント付くじゃん」とささやかな喜びに包まれる。

さらに目に留まったのが「在庫のある店舗」の記載だ。


知ってる人は当然知ってると思いますが、ヨドバシではネットショップ経由で店舗に取り置きできる。私にとっては「そういえば…」くらいの感覚でしたが、「近くのヨドバシに在庫あるかも?」とさっそく参照。


残念…マルチメディアAkibaに在庫はなく、横浜や梅田にしかなかった。

しかし、明日16:30には会社から近いマルチメディアAkibaへ取り寄せることができるらしい。
横浜の在庫品を何時までに秋葉原に持ってこられるか決まっているのだろう。しかもここは営業時間外でも24時間受け取り可。いいぞヨドバシ、この働き者!これであさってに間に合う!

とふと横を見ると「2679ポイント還元」とひかえめな記載が。


さっきのネットポイントは800くらいだった。これって、普通の店舗販売の設定だ。つまりヨドバシドットコムを経由しても店舗購入となるため、店舗の条件が反映されるというわけです。
これはすばらしい。急いでいるのに自宅配送を受け取りづらい人、直接受け取りたい人には願ってもないサービスです。しかも通常割引のない製品にポイント付加メリットもあり、言うことなし。しかたなくAmazonか少し離れた直営店へ行くかと思っていた私にとって、これぞ完全なソリューションだ。

もちろん私の場合だけでなく、このサービスはいろいろ使えそう。大型店舗で探しまわるのはイヤだから、ネットで取り置きしておいて会社帰りにすぐ受け取る、とか賢い使い方だと思うしやってる人もいるだろう。現に私が専用カウンターに受け取りに行った際も、ひっきりなしに受け取り客が来ていました。

ネットで受付け、他店の在庫を対象店に迅速に回すシステムには結構なコストをかけたと思われるが、ヨドバシ側にもマーケティングメリットが大きいと考えての施策だと思う。何よりこれをきっかけに店舗に来てくれれば、ついで買いも期待できるから。現に私はAmazonで買おうと思っていた、iPhoneの旧DockからLightningへの変換アダプタを購入しました。

対競合の視点では、ヤマダ電機などと異なり完全都市型のヨドバシ店舗には、このようなしくみを欲している顧客が多いはず。またAmazonに追いつけ追い越せとがんばるヨドバシドットコムにとっては、Amazonが絶対にまねできないサービスの提供となります。

ということで私の中では、今回ヨドバシがはじめてAmazonに完勝。

日本に法人税も消費税も払ってない…というAmazonに対して、がんばれ日本のネットショップ!と思っている人は結構多いのではないかと思います。

にもかかわらず、あの圧倒的な利便性、正規品から並行輸入品さらにキワモノに近い物までの品揃え、購入判断のためのレビューの蓄積、脳内を見透かしたようなおすすめやキャンペーン…などなどのUS波状攻撃に屈してしまうのです。

しかしAmazonに迫る機能や品揃えとともに、今回のようなAmazonに決してできないマーケティング&サービスを提供すれば、ヨドバシがAmazonを脅かす日も来ると思います。と言うより来てほしい。がんばれヨドバシ!会社の消耗品はなるべく買うぞ!

ただ…とにかくまず製品名での検索順位上げてください。