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ギフトを贈りたくなる! 母の日特集のまとめ

こんにちは。デザイナーのヨシザワです。
サイトを運営していると、季節のイベントごとに特集ページを設けることも多いのではないでしょうか。イベントに合わせて商品を売りこむ大きなチャンスになるので、ECサイトをはじめとしてよく見かけますよね。イングスでも、ECサイトの季節イベントのWEB制作を担当していますので、普段から注目しています。
そこで今回は「母の日」に関する特集ページやサイトをまとめてみました。今からでも遅くない、と特集ページやお母さんに向けたデザインを制作する際などに参考になればと思います。もちろん私のように「今年は何にしよう...」と考えはじめている人にもおすすめです。


■お花屋さんのECサイト

母の日といえばカーネーション。まずはお花屋さんのサイトから見ていきます。
青山フラワーマーケット オンラインショップ
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こちらは横幅を広く取ってゆったりと配置された縦長の1枚に情報がまとめられ、スクロールするとナビゲーションが追従する構造になっています。他の特集でもこういった形が多かったのですが、最終的に既存の詳細・購入ページへと誘導するECサイトの特集ページでは、ページ遷移せずに情報を一気に見られる構造は見やすいなと感じました。
デザインは随所に使われている多角形モチーフが特徴的で、女性らしさの中にも若々しくかっこいい雰囲気があります。若い女性がお母さんへのプレゼントを選ぶニーズを想定したのだろうと思います。花の写真を大きく扱い、しかも寄った形で入れているので、ディティールが美しく感じます。
小田急フローリスト オンラインショップ
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こちらも同じゆったりめの縦長構造。カテゴリーごとに色分けがされているので、いま見ている情報何かが分かりやすいです。使われている色は多いですが彩度をおさえた配色なので、大人っぽい落ち着いた雰囲気にまとまっていて魅力的でした。
日比谷花壇
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すっきりとしたデザインに、華やかな写真が映えて上品に感じました。お母さんのタイプを判断する診断コンテンツもあり、こういったコンテンツがあるとついやってみたくなります。花の種類やお予算だけではなく、手渡しするとかゴールデンウイークに贈るとか、いろいろなシチュエーションが想定されています。


■お花屋さんが運営してる情報ポータルサイト


母の日プレゼントCAFE(イイハナ・ドットコムが運営)
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母の日の情報ポータルサイトという形で、お花屋さんが運営しているサイト。母の日にまつわるコラムなどを掲載し、ECサイトへの誘導を行っています。お花、グルメ、生活雑貨など様々なジャンルのなかからセレクトするのは迷うし大変なので、このようなテーマサイトを入り口として商品にたどり着くという形もアリですね。
デザインはベージュの背景に、優しい色合いと手書き風の装飾で、あたたかいナチュラルなテイストにまとめられています。母の日にまつわるちょっといい話から、お母さんへの感謝を思い出してあたたかい気持ちになる、そんな演出が取られています。ただ商品にたどりつくまでのコラムがちょっと長かったり、誘導は控えめな印象でした。
こちらのサイトは可変グリッドのレスポンシブサイトにもなっていました。スマホやタブレットで探す人も多いと思うので、1ソースで対応できると更新が便利になりそうです。


■ショッピングモール


Yahoo!ショッピング すごい母の日2015
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楽天市場 母の日特集2015
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どちらも縦長ナビゲーション追従型で、ナビゲーションは下層ページへの誘導となっています。ページが長いと遷移せずに情報を見ることができますが、読み込みの容量は多くなります。モールは情報量も多いので見出しなども極力デバイステキストで軽量化されています。
Yahoo!ショッピングは「すごい」のインパクトと力強いレコメンドが目を惹き、一方の楽天はシンプルでオーソドックスと対照的。しかしショッピングモールでは様々なショップへの誘導が入ってきますので、どちらも全体的なイメージをしっかりとまとめています。


■百貨店のECサイト


高島屋
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伊勢丹
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三越
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百貨店ECサイト内の特集ページ。どこも老舗だけあってやっぱり共通して上質なテイストでまとまってます。力は高島屋がいちばん入ってる感じ。ただどれも雰囲気が似通っているので、私自身はもう少し各社の特長が出ていたらいいのになーと感じました。私よりもう少し年配の方はこれくらいのトーンがしっくりくるのかもしれませんが。


■母の日・父の日 一緒にPR


母の日のあとに控える父の日はまだちょっと先ですが、すでに同時に特集をしている気の早いサイトもありました。しかも、なぜかスーパーマーケットのサイトばかり。スーパーで買うお手軽さを求める人=それなら忘れないうちに一緒に考えさせちゃえ!という腹なのかもしれませんが、深読みし過ぎでしょうか(イオン以外はページも同一)? ふたつ同時に特集する場合はデザインが難しくなりますが、色やエリアで分類しつつ、うまくデザインをまとめています。
SEIYU
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イトーヨーカドー
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イオン
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■キャンペーンサイト


母の日エピソード大募集 命の母A 小林製薬
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こちらは、ずばりそのもの!「命の母A」のキャンペーンサイトです。母の日のエピソードを投稿してプレゼントが当たるという企画。健康を願う医薬品のキャンペーンらしく、他の特集と比べて生命力を感じる力強い赤がメインで、メリハリの利いたデザインになっています。
国民的「母と子の想い出ソング」大募集 大丸松坂屋百貨店
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最後は、「母と子の想い出ソング」を募集する大丸松坂屋百貨店のキャンペーンサイトです。想い出ソングというテーマから、お母さんへの感謝の気持ちにつなげる素敵な企画ですね。柔らかい色合いと、音楽が流れるような曲線を取り入れたデザインが優しい気持ちにさせます。ページ下にはおすすめ商品への誘導も違和感なく設けています。
キャンペーン系のサイトは、これから母の日に向けて増えてきそうですね。


■まとめ

他にもたくさんあったのですが、残念ながらすべてはまとめられませんでした。ただ母の日という一つのテーマでも注意深く見てみると、それを贈る人の年齢など属性や、気持ちの持ちかたやセレクトのしかたをどうとらえているかで、企画内容や構成、そしてデザインの方向性がずいぶん変わってくることに改めて気づかされました。
ところで、皆さんはもうプレゼント決めましたか? 万一忘れてしまってもそのころにはよく「遅れてごめんね」という企画ページができてますので、ご心配なく。