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ふとしたきっかけで、WEBマーケティング指標の計算方法をまとめた

こんにちは、ディレクターのハシモトです。先日、こんなサイトを見つけました。

Ke!san|生活や実務に役立つ計算サイト


生活や仕事、趣味で関わってくる数値やその計算方法を紹介しつつ、実際に計算できるフォームを提供しているカシオ計算機のサイトです。
そこに「WEBマーケティング」というコーナーがあり、アクセス解析やWEBマーケティングでよく使われる指標が掲載されていて、それが目についたのです。
これらの指標は単純な計算式が多いので「そんなの自分でやれや!」と突っ込みつつ、ふと考えました。数値を画面や書類で見てるだけなら「ふむふむ」なとど納得していても、実際に計算してみろと言われると「あれ?」となってしまうのもあるのではないだろうか。そして、その想像は、まざまざと的中しました。。
ということで、おさらいの意味も含めてこれらの数値指標の計算方法を計算ページといっしょに紹介したいと思います。特に1から6あたりまでは、WEB制作の現場でも必須の指標です。

1.離脱率

離脱数とは、あるページに来たセッション(訪問)数のうち次の段階に進まず、どこか別のサイトに行ってしまったり、このページを開いたまま30分以上経ったり、ブラウザを閉じてしまったりしたという数です。当該ページの全ページビューに対する、そのページの離脱数が離脱率です。

  • 離脱率=当該ページから離脱した回数÷当該ページのページビュー×100

計算はこちら

2.直帰率

直帰率とは、当該ページが入り口となったセッションにおいて、その1ページしか閲覧されなかった(そのまま離脱された)セッションの割合です。

  • 直帰率=最初のページとなり、そのまま離脱されたセッション数÷最初のページとなったセッション数×100

計算はこちら

3.CVR(コンバージョン率/Conversion Rate)

サイトのセッション数のうち、コンバージョン=成果(購買、資料請求、お問い合わせ、会員登録など)に結びついた割合を表します。使い方によりセッション数がクリック数だったりすることもありますが、GoogleAnaryticsではセッション数で計算されます。

  • CVR=コンバージョン数÷セッション数×100

計算はこちら

4.CTR(クリック率/Click Through Rate)

広告表示回数(インプレッション数)のうち、広告がクリックされた割合です。

  • CTR=クリック数÷広告のインプレッション数

※インプレッション数はページビュー数と同一ではありません。全てのページで同じ広告が表示される場合には、インプレッション数とページビュー数は同じになりますが、1ページに複数の広告がある場合には、インプレッション数はページビュー数の数倍になります。

計算はこちら

5.CTC(クリック・トゥ・コンバージョン/Click to conversion)

クリック数に対するコンバージョン数の割合です。特定の広告のクリック数に対するコンバージョン数の割合を示すことが多く、広告のA/Bテストなどでよく使われます。

  • CTC=コンバージョン数÷クリック数×100

計算はこちら

6.CPC(クリック単価/Cost Per Click)

広告がクリックされたときの1回あたりの単価を表します。リスティング広告など、クリック課金型の広告で使われる指標です。リスティング広告ではCPCが高いほど人気のキーワードになります。

  • CPC=広告費÷クリック数

計算はこちら

7.CPA (顧客獲得単価/Cost Per Action)

  • CPA=総広告費÷コンバージョン数


1件のコンバージョンを獲得するのにかかった広告コストを表します。バナー広告なら、掲載費だけでなく制作費も広告コストの対象になります。

計算はこちら

8.ROI(費用対利益/Return On Investment)

WEBマーケティングにおいては、広告費に対して得られる利益の割合を表します。投下した広告費運用効率を評価する際に用いられる指標で、ROIが200%なら広告費1円あたり2円の利益をあげたことになります。

  • ROI=(コンバージョン数×平均利益単価-広告費)÷広告費×100

計算はこちら

9.ROAS(費用対売上/Return On Advertising Spend)

広告費に対して得られる売上の割合を表します。ROASが500%の場合、広告費1円あたり5円の売上げをあげたことになります。

  • ROAS=売上額÷広告費×100

計算はこちら

計算サイトを見つけたことで、普段あまり使わない広告指標までおさらいしなおす機会になりました。

ところでこの計算サイトでは、他にもずいぶんいろいろな計算ができるようになっています。
多くの人にいちばん身近な、複雑な計算式といえば「ローン計算」かと思いますが、ここでは ローン返済(毎月払い)/ローン返済(ボーナス併用)/繰上げローン返済/繰上げローン返済(ボーナス併用)/ローン借入可能額...
といった具合に、ローンの試算がなんでもござれです。
私も、マイホームのローン繰り上げ返済をここで試算してみることにします。できるできないは別として(笑)。